2009年8月14日金曜日

築地でマグロを買うのは、それほどよいことなのかな〜

六本木の社長(堀江さん)がこんなことを言っている:
築地が今物凄いことになっているらしい。: "


昨年来の不況で東京の高級レストラン・割烹などの景気が物凄く悪くなった影響で、その仕入先である築地はモロに影響を受けているらしく、特に高級食材が大打撃を受けている。そのため多く売れ残りになり、地方から魚介類を築地に出しているところもセリで原価われになるなど、大変な状況だ。

だから、実は今築地に行くと、驚くほど安い値段で魚介類を仕入れることが出来る。先日も数十人でバーベキューやったんだけどその魚介類・野菜の仕入れ値段は5万円を切っていた。スーパーで買うより安い上に、スーパーで売っている食材よりも新鮮さや品質では比べ物にならないほどいいものがだ。

てな、状況を旨く利用して私は家メシするときや、うちでパーティやるときはいつも築地で仕入れることにしている。でも別に大人数でなくとも普通の家族でも十分安くいいものを仕入れることができるんだ。東京に住んでいる人は一度築地で買い物をしてみると良いかも。

こういう情報を知っているか知らないかで、同じお金の額でも出来ることが大きく変わってくる。"


「安い」というのはあくまでも比較の問題で、今までのボリ過ぎ価格と比較してのこと。一匹数千円もしたサバとか、一匹数百万円もしたなんとかマグロとか、一個10万円のマンゴーとかメロンとか、いくらなんでもバブルだった。食わないのが一番。人々は今までの自分が如何にアホだったのかを、やっと気がつき始めたに過ぎない。こういうことにようやく国民が気がついたというのであれば、世界不況もまんざら悪いことでもなかった。バブルで食っていた既得権集団にとっては、困った事態かも知れないけど、人を騙して儲けていた罰を受けているわけで、自業自得だ。

NHKは、性も懲りず、一年も前に放映した築地礼讃番組の再放送。ハーバードの文化人類学者に褒めて貰ったとか「ニッポン文化はえらいんだぞ〜」との自己満足本能むんむんの番組だったけれど、文化人類学者が興味を示すと言ういうことは、とりもなおさずそれは「土人文化」であるということ。自慢することじゃない。

「女房は質に入れても初鰹」という「文化人類的には土人文化」は、そろそろやめにした方がいいんじゃないか。お金の節約にも繋がる。

4 件のコメント:

Jun さんのコメント...

ホリエモンは他の社会問題に対してのエントリーは優れたものが多いのに、食べ物に関してだけはかなり無批判になっているような気がします。以前に、小豆島(オリーブが”名産”)でお土産に買ったオリーブが国産だと思い込んでて、連れの人にそれスペイン産ですよ、と指摘されて驚いたエピソードとかありましたし。↓
http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10136096821.html

にね さんのコメント...

ホリエモンは食べ物への執着がありすぎて、ちょっと卑しく見えるときがありますね。
反面教師に、と自戒。

冬水 さんのコメント...

「女房を質に入れても初鰹」て、江戸の土人が言ったのかなあ?
 オイラには、鰹とか鮪とかが、そんなに旨い魚には思えないが。
 ずっと、小魚釣りをしてきたので、ヒネハゼ(一年で死ななかった巨大マハゼ)とか、キス釣りの外道である、ヌメリコチの刺身とかのほうが、鰹、鮪、ヒラメより、ずっと旨いことを知っているよ。
 昨日も、チャリコ(手のひらサイズの真鯛)をトロ箱で買った。25匹、500円なり。南蛮漬けで食べた。美味しかった。ま、魚を下ごしらえするのは面倒だが。
 包丁の研ぎ方と魚の下ろし方を、義務教育の間に教えておけばよい。

Unknown さんのコメント...

>スペイン産のオリーブ

まさに最高のオリーブ。そもそも小豆島のオリーブってのは目黒のサンマみたいなもん。知らずに食って「オリーブは小豆島に限る!」と宣うバカ殿様が多いんですな〜。それにしても、どうしてみんな旅行するとおみやげを買うのだろう。おいら買ったことない。

>食べ物への執着

小さいとき、ろくなものを食べさせて貰えなかったんでしょう(おいらもそうだ)。食い物のこだわるのは、それを白状しているみたいでカッコワルイ。

>包丁の研ぎ方と魚のおろし方を義務教育で

刺身ですか〜。魚は加熱して食う方が衛生的だと思う。ポーチド(湯がき)とか生以外の調理方法を学校で教えた方が教育的。赤身魚より白身魚の方がウマイと思うのはおいらもそう。エイもサメも調理方法次第ではウマイよ。ニッポンのサンマやイワシは全部缶詰にして備蓄すること。それこそ食糧安保。